ヤムァモードンをリメイクしたい!
エディットのあるゲーム
ファイヤープロレスリングワールド(以降ファイプロ)は自由度の高いゲームだ。実在のレスラーはもちろん、自分で考えたオリジナルレスラーや、アイドルマスターのような既存キャラクターをエディットレスラーとしてつくることができる。
特に自分はNEOGEOのキング・オブ・ザ・モンスターズ2が好きだったので、それに登場するモンスターをエディットして楽しんでいた。
つくった3体のモンスターの出来にはとても満足していたし、このまま全モンスターをエディットしてやろうと意気込んでもいた。
そんな勢いで4体目に3面ボス「ヤムァモードン」をエディットしたら……
どうだろう?うん、似てない。
どう見ても……似てないよな、これは。
そもそもファイプロキャラには「見立てる」という要素がある。 ゲーム内にあるパーツだけを組み合わせて表現する以上、モデルと全く同じ見た目にはならないからだ。そこで「頭についた赤い出っ張りをリボンとして見る」「途切れてる線をつながってるものとして見る」ことで、個々のパーツの違いをデフォルメがきいた「ファイプロ的な全体表現」として見ている。 前の3体はそれがよく効いていて、実際の形とは違ってても納得いく見た目に仕上がっていた。
でも今回のは……
うん、やっぱ似てない。
頭は1つだし、角は左右から出てるし、関節は逆になってない。足はそのまんま足だ。胴体の口なんて腹巻きだ!(ここだけは悪くない)
アップロードはしてみたものの、すっかり意気消沈して次のモンスターをつくる気にもならず、モンスターのエディットはここで止まってしまった。
そう、あのアップデートがくるまでは。
パーツクラフト・技クラフトの実装
ファイプロのアップデートにより、パーツクラフト・技クラフトなる機能が追加された。これは全てのパーツと技をユーザ自身が作成し、それを公開することで広く共有するというものだ。つまり、キャラクターをつくるうえで、見た目や動きの制限がほぼ無くなるということだ。
「あれ?これでヤムァモードン作り直したら、上手いこといくんじゃね!?」
湧きあがったそんな思いを握りしめ、いろんなパーツと技を作ってそれなりの経験をつんだ。そしてアイドルマスターミリオンライブのアイドルエディットも全員分終わって年も明けた2021年、形にしようと思い立った。まあ、なんとかなるだろうって軽い気持ちで。
まずはこいつから、って前から決めてたのよ
— 宇都宮P (@uthunomiyap) 2021年2月14日
いや無理があるだろって見た人なら思ったかもしれないが、作者の自分が一番それ思ってたよ まあ悔いが残ってたからリベンジしたいのね pic.twitter.com/WnTJRL3lLc
「そうだ、やってみるさ!」
かくしてクラフトを使ったヤムァモードンのリメイクが始まった。
ノロノロと。
~次回、3Dモデル作成編に続く~
https://twitter.com/uthunomiyap/status/1360964154882809862?s=20